体の仕組み A吸収・排泄

 

体の仕組み @食べるということ

 

私たちは命あるものから生きるエネルギー(精)を得て生きている

 

 

食べ物が豊富になり、食生活が贅沢になりました。天然から得られるものに嗜好性をもたせた食品(加工品など)が出回り、食が一種の娯楽になりました。栄養学も進歩し、「何を毎日何グラムとれば健康効果あり」という話が飛び交うようになりました。確かに栄養状態(摂取カロリー)は良くなり、全体的に体格もがっしりしてきましたが、結果として糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、癌などが増加したことの意味を考える段階にきていると思います。

 

食生活の向上が意味することは何か。見た目にきれいで、口当たりはよいものを食べられるようにはなりましたが、どれをとっても命を感じない。

天然にあった食物は生命力そのものです。刈り取られる寸前まで根をはり、狩られる寸前まで自然の中で強く生きていました。例えばたまねぎ、ジャガイモ。おいておくと芽が出てきます。まさに生きています。自然にあったものを精製すると、カロリーや栄養素は残っても命(精)の部分はそげ落とされてしまいます。精製とは、玄米を白米に、砂糖きびを白砂糖に、小麦を白いパンにするといったことです。加工品を作る場合、例えばお菓子、インスタント食品などは精製された後作られるので、いわばカロリーのみの魂の抜け殻。

 

ビタミンなどの栄養素は、食物の中に含まれた状態で摂取すべきです。栄養素単体で摂取するとしばしば過剰となることがあります。極端な例ですが、高カロリー栄養点滴、栄養剤、カロリー剤などでは体は正常に機能できません。動物は栄養学など知らずに食べて健康を保っています。元々動物は、食物から生のエネルギー(精)を摂取して生きているのであって、単に栄養素を得て生きているわけではないのかもしれません。栄養素は、植物や動物を分析したことで機能性物質として発見されましたが、食物中の生命エネルギー(精)は物質として同定できないし、人体でのはたらきを明らかにすることができないので認知されませんでした。

 

最近玄米を食べていますか?玄米は発芽する力を持っています(生きている)が、精製された白米は発芽しません(死んでいる)。ご飯で胃がもたれる方は玄米を良く噛んで食べてみてはいかがでしょうか。案外消化が良いと感じるかもしれません。

 

加工品、精製品など、命を失ったものばかり食べていませんか?私たちは気(生のエネルギー)を無から作ることはできません。生命力(精)あふれるものを食べるという方法でしか気を作れないのです。植物は厳しい大地で必死に生きようと葉を伸ばし、子孫を残そうとして実をつける。残酷ですが、私たちはこれらの生命を犠牲にすることで生きているのです。

 

気が減少する(気はいわゆる元気のようなもので、自律神経系のはたらきを正常に保つ)と体調を崩したりします。病気になって漢方薬を飲むことは、厳しい自然のなかで育つ生薬がたっぷり蓄えたエネルギーを享受するという発想なのかもしれません。

 

最近は生命力(精)あふれる食物を入手することが困難になりました。自然の中で強く生きる植物には生命力がみなぎっていますが,人工的に育てられると精が不足している。

化学肥料たっぷりの中でできた実には精ではなく化学肥料が宿っているかもしれません。頑張って生きよう、子孫を残そうと思って実をつけたのではなく、化学肥料によって本来の成長能力を超えるパフォーマンスを強いられている可能性があします。今は動物ですら本来の習慣を無視して飼育されています。元々草食の牛に肉骨粉を与えたことおかしいことになったのではないでしょうか。病邪に犯されたものを食べて健康的な気を作ることは難しいように思います。

私たちは生命を犠牲に生きていることを忘れないでください。毎日生命を奪う重みを考えたら、日々の些細な不満なんて、なんてことはないというふうに感じてしまいます。自然のエネルギーは絶大で、信じられないほど気持ちに余裕を与えてくれます。

 

 

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